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DSI日米国防組織情報
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2017年01月25日

国防長官にマティス退役大将

米合衆国大統領ドナルド・トランプ新政権が発足した2017年1月20日、アシュトン・カーター(Ashton B. Carter)国防長官に代わるジェームズ・マティス退役海兵隊大将(retired Marine Corps General, James Mattis)の第26代国防長官(26th Secretary of Defense)への就任が上院で承認された(賛成98票・反対1票)。 退役将官の国防長官就任は、1950年のジョージ・マーシャル退役陸軍大将以来。
マティス氏は1950年ワシントン州生まれの66歳。 セントラル・ワシントン大学卒業後、1972年に海兵隊少尉に任官。 第1海兵遠征旅団長、第1海兵師団長、海兵隊戦闘開発コマンド司令官、第1海兵遠征軍司令官、アメリカ統合戦力軍(USJFCOM)司令官兼NATO変革連合軍司令官、アメリカ中央軍(CENTCOM)司令官などの要職を歴任し、2013年に退役。
退役軍人の国防長官就任に必要とされる7年間の猶予期間設定に関する規定の適用除外は米下院で268:151票で可決・承認されていた。
また、ロバート・ワーク国防副長官(Deputy Secretary of Defense, Robert O. Work)は新政権発足後もしばらく、暫定的に現職にとどまる。
一方、各軍の長官は、昨年12月19日にエリック・ファニング陸軍長官(Secretary of the Army, Eric K. Fanning)の後任にビンセント・ビオラ(Vincent Viola)氏が指名され、1月23日には空軍長官デボラ・ジェームス(Secretary of the Air Force, Deborah Lee James)女氏の後任にヘザー・ウイルソン(Heather Wilson)女氏が、同25日に海軍長官レイモンド・メイバス(Secretary of the Navy, Raymond E. Mabus)氏の後任にフィリップ・ビルデン(Philip Bilden)氏がそれぞれ指名された。

ジェームス・マティス
ビンセント・ビオラ
ヘザー・ウイルソン
フィリップ・ビルデン
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2016年12月22日

平成29年度防衛予算

平成29年度予算案の防衛費は、前年度比1.4%増の5兆1251億円(在日米軍再編経費などを含む)となり、5年連続の増額となった。北朝鮮の核・ミサイル開発に対応する弾道ミサイル防衛(MD)、中国の海洋進出をにらんだ南西諸島防衛に力点を置いたほか、将来の防衛態勢を見据えた技術開発投資も行う。
MD関連では射程や精度を向上させた海上配備型迎撃ミサイルSM3ブロック2Aの取得費147億円を計上。防護範囲と高度が約2倍の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)MSEの取得費(1412億円)は28年度第3次補正予算案に計上し、32年度の配備予定を31年度末に早める。
南西諸島防衛に関しては、中国軍を牽制する改良型03式中距離地対空誘導弾の取得費(174億円)を初めて計上。陸上自衛隊に戦術データリンク機能(3億円)を導入し、地対艦ミサイルの精度向上を図る。離島奪還作戦を担う水陸両用車「AAV7」は11両分(85億円)を盛り込んだ。
このほか、最新鋭「そうりゅう」型潜水艦の音波探知能力などを強化した新型潜水艦(728億円)、6機の最新鋭ステルス戦闘機F35(880億円)などが並ぶ。
将来世代の兵器と位置づけられるレールガン(電磁加速砲)の開発費(10億円)は「できるだけ早くやった方がいい」(防衛装備庁担当者)として28年度第3次補正予算案に計上。国産水陸両用車の開発費も3次補正、来年度予算案に分散し、計44億円とした。
(産経新聞 2016-12-22)

我が国の防衛と予算(案)−平成29年度予算の概要−(PDF:4.7MB) (防衛省 平成28年12月22日)

海幕長に村川海将

防衛省は12月20・22日付で、自衛隊将官人事を発令した。
主な人事では、海上幕僚長に海上幕僚副長の村川 豊 海将を充てる他、自衛艦隊・護衛艦隊・潜水艦隊の各司令官、横須賀・佐世保地方総監、海自補給本部長らが交代。 空自では航空総隊司令官、南西航空混成団司令、航空教育集団司令官、空自幹部学校長ら、将14名と将補45名が動く。
これに伴い、将に5名(海3空2/退職同)が昇任、将補には13名(陸4海5空4/退職陸4海2空2)が昇任する。

※海上幕僚長(第33代):村川 豊 海将(むらかわ ゆたか)
1958年1月生まれ 神奈川県出身
職種:経理・補給
1981年3月:防衛大学校卒業(第25期・国際関係論学)海自入隊
1995年7月:2等海佐
1996年8月:呉地方総監部経理課長
1999年8月:海上幕僚監部副官
2000年1月:1等海佐
2001年12月:海幕人事教育部人事計画課企画班長
2003年12月:海幕監理部経理課経理調整官兼経理班長
2004年12月:佐世保地方総監部経理部長
2006年8月:海幕総務部総務課長
2008年3月:海将補、海幕総務部副部長
2009年3月:阪神基地隊司令
2010年7月:海自第4術科学校長
2011年8月:海幕人事教育部長
2013年8月:海将、海自補給本部長
2015年8月:海上幕僚副長
海上自衛隊「海上幕僚長のご挨拶」

2016年10月19日

新造艦進水相次ぐ

海上自衛隊の平成25年度計画潜水艦、26年度計画潜水艦救難艦、25年度計画護衛艦の命名・進水式がそれぞれ行われた。
25年度計画そうりゅう型潜水艦9番艦(SS-509:2,950トン)の命名・進水式は10月12日、建造中の三菱重工神戸造船所で行われ、「せいりゅう」(清瀧)と命名された。 艤装員長は平間武彦2等海佐。
26年度計画5600トン型潜水艦救難艦(ASR-404)の命名・進水式は同17日、建造中の三井造船玉野事業所で行われ、「ちよだ」(千代田)と命名された。 艤装員長は布田英二1等海佐。
25年度計画5000トン型護衛艦(DD-119:5,100トン:あさひ型1番艦)の命名・進水式は同19日、建造中の三菱重工長崎造船所で行われ、「あさひ」(朝日)と命名された。 艤装員長は高岡智2等海佐。
3艦とも2018年3月に就役予定。

潜水艦「せいりゅう」命名・進水式 海上自衛隊
潜水艦救難艦「ちよだ」命名・進水式 海上自衛隊
護衛艦「あさひ」命名・進水式 海上自衛隊

2016年08月31日

防衛省29年度概算要求

防衛省は8月31日、平成29年度概算要求と業務計画案を決め、同日、財務省に提出した。 概算要求の総額は、SACO(沖縄に関する特別行動委員会)関係費などを含め、前年度当初予算比2・3%増の5兆1685億円と過去最大となり、5年連続で増額となった。 創隊以来の大改革を進める陸自では「陸上総隊(仮称)」「水陸機動団(同)」が新編されるほか、空自では三沢基地に「臨時F35A飛行隊(同)」が発足する。 那覇基地では南西航空混成団が廃止され、新たに「南西航空方面隊(同)」として東シナ海方面の防空任務に当たる。(朝雲新聞 2016年9月2日)

【編成関連事業】(我が国の防衛と予算−平成29年度概算要求の概要(防衛省サイト・PDF)
○ 陸上総隊(司令部・朝霞)の新編
○ 水陸機動団(司令部・相浦)の新編(水陸機動団隷下部隊のうち特科大隊を湯布院駐屯地に、水陸両用車を装備した戦闘上陸大隊の1個中隊を玖珠駐屯地に配置)
○ 機動師団・旅団への改編(第8師団及び第14旅団を機動戦闘車などを備えた即応機動連隊を中心とする機動師団・旅団に改編)
○ 陸上自衛隊教育訓練研究本部(朝霞)の新編(幹部学校と研究本部を統合)
○ 陸上自衛隊情報学校(富士)の新編
○ 南西航空方面隊(那覇)の新編(南西航空混成団を廃止)
○ その他
・三沢基地にF35A臨時飛行隊新設
・美保基地に陸自美保分屯地を開設、中方ヘリ隊第3飛行隊(CH47J×4機)を新編
・防衛駐在官をフィリピン、ベトナム、フィンランドに各1名増員
・近畿中部防衛局小松防衛事務所を新設
・防衛装備庁技術戦略部技術計画官付新技術実用化室を新設

2016年08月05日

第15代防衛大臣に稲田氏

8月3日に発足した第3次安倍第2次改造内閣で防衛大臣に起用された 稲田 朋美 氏が4日午後防衛省に初登庁し、中谷 元 前防衛大臣から引き継ぎを受けた。
稲田新大臣は栄誉礼を受けた後、着任の訓示で「『危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託に応える』と宣誓されたみなさんとともに、私も、全身全霊でわが国の防衛に取り組むことをお誓いして、着任の訓示とします。頑張りましょう」と述べた。
一方、中谷前防衛大臣は離任記者会見で「1年8か月の大臣の勤務だったが、私なりの考えに基づいて、私なりのやり方も貫いた。自衛隊というのは、わが国を守る大変重要な組織であり、時代の変化に応え、国を守れるように防衛省がしっかりとした組織になるように全力で支えていきたい」と述べ、直前の離任式で職員から謝意を伝えられたこともあり、涙ぐむ場面もあった。 在任中、最もつらかったこととして、安全保障関連法の国会審議を挙げ、「222回審議がストップした。私なりには精いっぱい答えたつもりだったが、(野党側に)なかなか分かってもらえず、非常に辛かった時期があった」と述べた。
また副大臣政務官人事は5日に決定し、副大臣の若宮健嗣氏が留任、政務官には小林鷹之氏、宮澤博行氏が任命された。

防衛大臣
稲田 朋美(いなだ ともみ)
1959年2月20日生まれ(57歳)
出身地 福井県越前市
出身校 早稲田大学法学部
元弁護士
自民党衆議院議員(4期・福井1区)
2012年12月〜2014年9月内閣府特命担当大臣(規制改革担当)
2014年9月〜自由民主党政務調査会長

防衛副大臣兼内閣府副大臣(留任)
若宮 健嗣(わかみや けんじ)
1961年9月2日生まれ(54歳)
出身地 東京都
出身校 慶應義塾大学商学部
元セゾングループ代表秘書
自民党衆議院議員(3期・東京5区)
2013年9月〜2014年9月防衛大臣政務官
2015年10月〜防衛副大臣

防衛大臣政務官
小林 鷹之(こばやし たかゆき)
1974年11月29日生まれ(41歳)
出生地 千葉県市川市
出身校 東京大学法学部
元国家公務員(財務省)
自民党衆議院議員(2期・千葉2区)

防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官
宮澤 博行(みやざわ ひろゆき)
1975年1月10日生まれ(41歳)
出身地 静岡県磐田郡龍山村
出身校 東京大学法学部
元磐田市議会議員
自民党衆議院議員(2期・静岡県第3区)

2016年07月01日

陸上幕僚長離着任

陸上幕僚長の離着任行事が7月1日、防衛省で行われ、北部方面総監から第35代陸上幕僚長に就任した岡部俊哉新陸幕長、岩田清文前陸幕長がそれぞれ離着任式に臨んだ。
2年10ヶ月の陸幕長在任期間を終えた岩田前陸幕長の離任行事は午後2時半から行われ、儀仗広場で最後の栄誉礼を受けたあと防衛省正門まで並んだ大勢の隊員に拍手で見送られ退庁した。
そして午後3時50分から岡部新陸幕長の就任式が行われ、防衛省A棟前の儀仗広場で第302保安警務中隊による栄誉礼を受けた後、防衛省講堂で湯浅悟郎陸幕副長以下陸幕幹部ら約500人に対し初の訓示を行った。

陸上自衛隊公式サイト
平成28年7月1日(金)陸上幕僚長より 着任のご挨拶

防衛ホーム 2016年7月15日
陸自大改革へ揺るぎない決意「全身全霊を捧げる」第35代陸上幕僚長 岡部俊哉陸将

防衛研究所長交代

防衛省は7月1日付で、人事教育局長に転任した鈴木 良之 防衛研究所長の後任に、中村 範明(なかむらのりあき)防衛大学校企画・管理担当副校長を充てる人事を発令した。
この他に、大臣官房施設監に小柳 真樹(こやなぎまさき)北関東防衛局長、統合幕僚監部総括官には辰己 昌良(たつみまさよし)大臣官房審議官が発令された。
また、6月30日付で退任した岩ア 茂 防衛大臣政策参与の後任には、片岡 晴彦(かたおかはるひこ)元航空幕僚長(昭和27年生まれ・防大20期)が就任。 これにより、防衛省の政策参与は森本 敏(もりもとさとし)元防衛大臣、西 正典(にしまさのり)元防衛事務次官と合わせ、引き続き3人体制となる。

掃海隊群改編

海上自衛隊は7月1日付で掃海隊群の改編を実施した。
掃海艦2隻「やえやま・つしま」の除籍に伴い第51掃海隊(横須賀)を解隊、第3掃海隊(呉)が新編され、掃海隊群直轄だった掃海母艦「うらが」が第1掃海隊(呉→横須賀)に、掃海母艦「ぶんご」が第3掃海隊に編入された。
また護衛艦隊直轄だった第1輸送隊(輸送艦:おおすみ・しもきた・くにさき)が掃海隊群の隷下となり、今後は掃海と揚陸の任務を担う「水陸両用作戦の主要部隊」となる。

2016年06月17日

夏の将官人事

防衛省は7月1日付で、自衛隊将官人事を発令する。
主な人事では、陸上幕僚長に北部方面総監の岡部俊哉陸将を充てる他、防衛大学校幹事、統合幕僚副長、陸上幕僚副長、北部・東北方面各総監、第2・4・6・8・9各師団長、中央即応集団司令官らが交代。 海では呉地方総監、教育航空集団司令官。 空では北部航空方面隊司令官、中部航空方面隊司令官、航空自衛隊補給本部長ら計72名が動く。
これに伴い、将に9名(陸5海2空2/退職同)が昇任、将補には17名(陸8海5空4/退職陸4海2空2)が昇任する。

※陸上幕僚長(第35代):岡部 俊哉 陸将(おかべ としや)
1959年2月生まれ 福岡県出身
職種普通科、空挺及び幹部レンジャー課程修了
1981年3月:防衛大学校卒業(第25期)、空挺普通科群
2000年1月:1等陸佐に昇任
2001年8月:陸幕人事部補任課人事第1班長
2003年8月:第28普通科連隊長兼函館駐屯地司令
2005年3月:陸上幕僚監部防衛部運用課長
2006年3月:陸上幕僚監部運用支援・情報部運用支援課長
2006年8月:陸将補昇任、第1空挺団長兼習志野駐屯地司令
2008年8月:西部方面総監部幕僚副長
2010年7月:陸上幕僚監部教育訓練部長
2012年7月:陸将昇任、第6師団長
2013年8月:防衛大学校幹事
2014年8月:統合幕僚副長
2015年3月:第35代北部方面総監
顔写真 北部方面隊サイト