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2021年01月22日

オースティン国防長官就任

1月22日、米バイデン政権の国防長官(Secretary of Defense)にロイド・オースティン(Lloyd James Austin)退役陸軍大将が就任した。 アフリカ系アメリカ人の国防長官は初。
新政権発足に伴い1月20日に正式指名された政府人事のうち、国防長官の指名は22日上院において賛成93票、反対2票で承認された。 元軍人が退役後7年間は国防長官に就けないという規定があるが、上下両院が21日に適用免除の特例法案を可決していた。

一方、国防副長官(Deputy Secretary of Defense)にはキャスリーン・ヒックス(Kathleen Holland Hicks)戦略国際問題研究所顧問(Senior Advisor, Center for Strategic and International Studies)が指名された。 上院で承認されて正式に就任すると女性初の国防副長官となる。
ヒックス女史は1970年生まれ、2010年にマサチューセッツ工科大学で政治学の博士号を取得。 オバマ政権時代の2009年に国防総省の戦略企画・戦力担当国防副次官(Deputy Under Secretary of Defense for Strategy, Plans, and Forces)、2012年から約1年間、政策担当首席国防副次官(Principal Deputy Under Secretary of Defense for Policy)を務めた。

尚、1月20日現在の国防副長官、陸軍、海軍、空軍の各長官は、以下の通り。
国防副長官 デイビット・ノークイスト(Deputy Secretary of Defense, David L. Norquist)
陸軍長官(代理)ジョン・ウィットレイ(Acting Secretary of the Army, John E. Whitley)
海軍長官(代理)トーマス・ハーカー(Acting Secretary of the Navy, Thomas W. Harker)
空軍長官(代理)ジョン・ロス(Acting Secretary of the Air Force, John P. Roth)

第28代国防長官に就任したオースティン氏は、1953年8月8日生まれの67歳、1975年に米陸軍士官学校を卒業し少尉に任官。 部隊勤務を経て、陸軍戦略大学卒業、第82空挺師団第3旅団長、第3歩兵師団副師団長(2003年のイラク戦争で先陣の機甲部隊を指揮)、第10山岳師団長(アフガニスタンで不朽の自由作戦)、米中央軍参謀長などを歴任。
2006年中将に昇任し第18空挺軍団の司令官に着任、2008年2月には多国籍軍傘下のイラク多国籍軍団司令官としてイラクに再度赴任。 統合参謀本部事務局長勤務の後、2010年大将に昇任し在イラク米軍司令官に就任、イラク治安部隊への支援を中心とした「新たなる夜明け作戦」への転換を実施。 軍事・治安作戦のみならず、外交交渉や米国内での政策議論にも幅広く関与、イラクからの早期撤退についてはジェームズ・マティス中央軍司令官と同じく反対の立場を取った。
2012年陸軍副参謀総長に就任、レイモンド・オディエルノ陸軍参謀総長のもと、陸軍の予算や人員の管理を担当した。
2013年3月、マティス海兵隊大将の後任として米中央軍司令官に任命され、イラク、シリアなどで対ISILの軍事作戦を指揮。
2016年3月、中央軍司令官を退任、陸軍を退役した。

退役後は大手軍需産業レイセオン・テクノロジーズの取締役、大手鉄鋼会社ニューコアの取締役、医療サービス大手のテネット・ヘルスケアの取締役などに就いていた。
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